「キッティングに時間を取られて、コア業務に集中できない」
「社内でキッティングを行うリソースが不足している」
このような悩みを抱える会社におすすめなのが、キッティング代行サービスです。煩雑になりがちなキッティングの業務をアウトソーシングすることで、作業時間の短縮、人的リソースの節約、効率的なIT資産管理が可能になるなど、様々なメリットがあります。
この記事ではキッティング代行について、メリットやアウトソーシング先の選び方、利用手順などを解説します。最後におすすめの代行会社もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
キッティング代行サービスとは
キッティング代行サービスとは、キッティングに関する業務全般を行うサービスのことです。
PCやタブレット、スマートフォンといった機器は、業務で利用できるようにするまでに、様々な作業が必要です。具体的には、ソフトウェアやアプリのインストール、セキュリティやネットワーク設定、個別の端末管理、周辺機器の設置など、その内容は多岐にわたります。
そのため、キッティング作業を自社で行うと、担当部門にとって大きな負担となり、他業務を停滞させる恐れがあります。
キッティング代行サービスを利用することで、経験豊富な人材に煩雑なキッティング業務を任せることが可能です。
キッティング代行サービスに依頼する4つのメリット
キッティング代行サービスには、作業負荷の軽減のほかにも、様々なメリットがあります。代表的なメリットは以下の4つです。
- 作業期間の短縮
- 人的リソースの節約
- 効率的なIT資産管理
- 高いレベルのセキュリティ
これらのメリットを理解することで、より効果的なアウトソーシングが可能となります。順番に解説していきます。
1. 作業期間の短縮
キッティング代行サービスに依頼することで、キッティングにかかる作業期間を短縮できます。
情シス部門や社内担当者がキッティングに対応する場合、他業務との兼ね合いや作業環境の整備により、作業期間が長引くことがあります。
キッティング代行サービスでは、実績のあるプロが最適な環境で作業にあたるので、短期間でのキッティングが可能です。
2. 人的リソースの節約
外部の人材を活用するため、社内リソースを節約できます。
キッティングでは機器の設定だけでなく、機器選定・確保、端末管理、配送など、様々な作業が必要です。これは担当者にとっては大きな負担となります。
多くの場合、作業担当者はキッティング作業と本来の業務を兼任します。たとえば、開発エンジニア、労務や総務などが、本来の業務に加えてキッティングを担当することは珍しくありません。そのため、キッティング作業の負荷が大きいと、本来注力すべきコア業務に支障をきたす恐れがあるでしょう。
キッティングを外部に任せることで、キッティング作業の負担が解消され、従業員は他の重要な業務に専念できるようになります。
3. 効率的なIT資産管理
多くのキッティング代行サービスでは作業報告書などのドキュメント作成、管理台帳への記帳、識別用のラベル貼りも実施しています。
IT資産の管理業務は情シス担当者の大きな負担です。キッティング業者にこのような資料作成を任せることで、正確で効率的な資産管理が可能になるでしょう。
4. 高いレベルのセキュリティ
キッティング代行サービスを利用することで、高いセキュリティレベルを維持できます。
キッティングではPCやタブレットを安全に利用できるように、設定作業やソフトウェア導入といった、セキュリティ対策が必要です。しかし、これには高度な専門知識が必要となります。
キッティング代行サービスでは、作業前のヒアリングを通じて、必要なセキュリティ対策を提案可能です。また、作業現場では、監視カメラやキーロックなどの厳重な対策を講じ、企業の機密情報や製品を守ります。
さらに、多くのサービスでは不要となった機器の処分にも対応しています。データを復旧できない状態に消去するので、処分した機器からの情報漏洩を防ぐことができます。
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キッティング代行サービスを選ぶチェックポイント
ここでは、キッティング代行サービスを選ぶポイントを、以下の3つに分けて解説します。
- 対応可能な業務の範囲
- 対応しているOS・端末
- 対応可能エリア
これらのポイントを押さえることで、間違いのないサービス選定が可能になるでしょう。1つずつ具体的に解説します。
対応可能な業務の範囲
まずは、対応可能な業務の範囲を確認しましょう。キッティングの業務内容は多岐にわたるため、サービスによってカバーしている範囲は異なります。
契約後に対応していない作業が判明した場合、その作業は自社で対応しなければなりません。そのような事態を避けるために、事前の確認は必須です。
特に前処理と後処理はサービスによって対応範囲が大きく異なります。前処理とは、実際の設定作業前に実施する準備全般のことです。後処理とは、設定作業後に実施する作業全般を指します。
以下に具体例をまとめたので、参考にしてください。
工程 | 業務内容 |
前処理 | 端末の導入計画、端末確保、入庫、開封 |
後処理 | 動作確認、付属品確認、ラベル貼り、消毒、発送 |
対応しているOS・端末
忘れがちですが、対応しているOSや端末も確認しておきましょう。サービスによっては、自社で使用しているOSや端末に対応していない可能性があります。
また、今後依頼する可能性のある機器があれば、併せて確認することをおすすめします。
対応可能エリア
サービスごとに対応可能エリアも異なります。会社の公式サイトなどで事前にチェックしておきましょう。
また、全国に対応しているサービスでも、現地訪問が可能なエリアは限られている場合があります。訪問サービスを利用したい場合は注意が必要です。
キッティング代行サービスを利用する流れ
ここでは、キッティング代行サービスを利用する流れを6つのステップに分けて解説します。
STEP1. 問い合わせ、要件ヒアリング
自社のニーズに合ったキッティング代行サービスが見つかったら、まずは問い合わせてみましょう。比較検討のために、複数の企業に問い合わせることをおすすめします。
問い合わせの段階では、キッティング台数、作業期間、その他留意事項などを大まかに伝えます。不明点があればこの段階で質問するとよいでしょう。
その後、対面やWeb会議などで要件ヒアリングが実施されます。ミスマッチを避けるために、どのようなキッティング内容にしたいか、自社のIT環境、解決したい課題など、できるだけ詳細に説明できるようにしておきましょう。
STEP2. 見積もり確認
ヒアリングの内容をもとに、サービス会社が提案と見積もり書の作成を行います。複数のサービスの提案・見積もりを比較検討し、どのサービスにするか決定しましょう。
STEP3. 契約締結
利用するサービスが決まったら、契約に進みます。懸念事項や疑問点があれば、契約を結ぶ前に必ず確認しましょう。
STEP4. キッティング作業
キッティング代行サービスが、仕様に基づきキッティング作業を行います。機器の動作確認や、作業報告書の作成なども併せて実施されます。
STEP5. 発送・設置
キッティング完了後、オフィスや社員の自宅に機器が発送されます。もし機器の設置作業が必要であれば、スタッフが現地に訪問し設置作業を実施します。
STEP6. アフターケア
商品到着後に初期不良が見つかった場合、修理・交換といったサポートが受けられます。
注意したいのは、初期不良対応には期限が設定されているという点です。確認を後回しにすると、対応期間を過ぎてしまう恐れがあります。社員が機器を利用できるようになったら、初期不良がないか確認するよう指示しましょう。
また、サービスによっては、機器の操作説明やトラブル対応を実施している場合もあります。このようなサービスを選ぶことで、情報システム部門の負担が軽減できるでしょう。
キッティング代行サービスのおすすめ5選
キッティング代行サービスの中から、特におすすめのサービスを5つご紹介します。
- IT顧問 情シス君(株式会社デジタルハック)
- BODのキッティング代行サービス(株式会社BOD)
- クラウドSE(株式会社Gizumo)
- テクバン キッティング代行サービス(テクバン株式会社)
- プロデュースのキッティングサービス(株式会社プロデュース)
それぞれの特徴や魅力について解説するので、ぜひ参考にしてください。
1. IT顧問 情シス君
株式会社デジタルハックが運営する「IT顧問 情シス君」は、情報システム業務を包括的に支援するサービスです。キッティング業務では、セットアップからOSのインストール、アプリケーションの設定、ユーザー情報の取り込み、ネットワーク接続まで幅広く対応しています。
24時間365日体制でサポートを実施しているので、ユーザーの質問やトラブルを迅速に解決可能です。
また、情シス君は業務改善やIT体制の構築といった、より上流の業務にも対応しています。IT体制の構築、人手不足の改善など、これまで培ってきたノウハウをもとに最適なソリューションを提供可能です。
キッティング以外にも、抱えているお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
2. BODのキッティング代行サービス
出典:BOD 公式サイト
人事労務、経理、ITなど、様々なアウトソーシングを手がける株式会社BODでは、物流サービスの一環としてキッティング代行を提供しています。
入庫作業から検品やピッキング、初期化など一連の業務に対応しており、作業内容に応じてキッティング料金が変動します。
充実したサポート体制を築いており、具体的になにを始めて良いかわからない場合でも最適な方法を提案可能です。
また、給与計算、請求業務、DM発送など、キッティング代行以外の業務と併用できるところも魅力です。アウトソーシング先を一社にまとめたい場合には特におすすめです。
3. クラウドSE
出典:クラウドSE 公式サイト
「クラウドSE」は、サブスクリプション型のIT活用支援サービスです。キッティングは1台2,728円(税込)から依頼できます。
ネットワーク設定、アプリ導入、ウイルス対策などの初期設定から、手順書の作成まで対応しているのが特徴です。キッティングに関する一連の業務をまとめて任せたい方におすすめです。
また、キッティング意外にも、ヘルプデスク、IT業務などの代行サービスも提供しています。「ベーシックプラン」は、月々53,900円(税込)と低価格なので、始めるハードルが低い点も魅力です。
4. テクバン
情シス支援サービス「テクバン」によるキッティング代行サービスです。機器の選定から調達、マスター作成、展開(クローニング)、個別設定、設置、不要機器の回収までをトータルにサポートしている点が大きな魅力です。
料金プランはサポート範囲によって分けられています。手順書やマスターを自社で用意する「PCマスター在りプラン」では、PC1台あたり4,000円から依頼可能です。その他、「PCマスター無しプラン」「スマホ・タブレット基本プラン」があり、状況にあわせて最適なプランが選択できます。
くわえて、テクバンでは各種デバイスの導入から廃棄までを一元管理するLCMサービスを提供しています。煩雑で負担の大きいIT資産管理業務を任せることで、情報システム部門の業務負担を大きく軽減できるでしょう。
5. プロデュースのキッティングサービス
出典:プロディース 公式サイト
ITサービス会社「プロデュース」のキッティング代行サービスです。PCのキッティング、配送はもちろん、機器の設置やネットワークへの接続も代行しています。
長期で依頼する場合は窓口が一本化され、担当者をつけてもらえるのが特徴です。出荷の際は機器リストに必要情報が記入され、業者名と伝票番号がわかる状態で報告されます。型番、シリアルNo、コンピュータ名などに応じたチェックシートの提出もあり、対応内容が可視化されるところが魅力です。
キッティング代行ならIT顧問 情シス君におまかせ
キッティング代行のメリットや選び方、利用手順などを解説しました。煩雑な作業が多くなりがちなキッティングは、情報システム部門や経理、総務などの社内担当者を悩ませる業務の1つです。
適切にアウトソースを取り入れることで、社員は本来注力すべきコア業務に専念できるようになります。また、キッティング作業だけでなく、
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