情報システム部門（情シス）の課題解決には、アウトソーシングサービスが効果的です。アウトソーシングを活用することで、人手不足の解消だけでなく、業務改善や内製化などのIT課題の解決も実現できます。

しかし、数多くのサービスから自社に最適なものを選び出すのは容易ではありません。

「情シスのアウトソーシングはどこに依頼するべき？」
「情シスのアウトソーシングを比較検討したい」
「自社に合った依頼先を選ぶコツを知りたい」

このようにお悩みの方のために、おすすめのアウトソーシング会社14社を紹介します。さらに、アウトソーシングの概要や、依頼できる内容、サービスの選び方まで詳しく解説しています。

情シス業務のアウトソーシングを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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情シスのアウトソーシングサービスとは？

情シスのアウトソーシングサービスは、情報システム部門（以下、情シス）の業務を外部に委託できるサービスです。

近年、デジタル化の加速に伴い、情報システムの重要性が増大しています。しかし、多くの企業では専門知識を持つIT人材の確保が困難になっています。そのため、専門性の高い業務を効率的に遂行できるアウトソーシングが注目されているのです。

アウトソーシングを導入することで、企業は専門知識を持つIT人材を効率的に確保できます。セキュリティ対策やシステム運用、ヘルプデスク業務など、幅広い分野をカバー可能です。これにより、社内リソースの最適化や業務効率の向上が期待できます。

アウトソーシングは、企業のデジタル化推進や競争力強化に効果的な手段として注目されています。

情シスのアウトソーシングに外注できる内容

情報システム部門のアウトソーシングでは、さまざまな業務を外部に委託できます。主な外注可能な業務は以下の6つです。

• 社内のIT体制構築・改善
• 情報システム部門の立ち上げ
• セキュリティ対策
• IT資産管理・機器設定
• サーバー・ネットワークの構築・保守
• ヘルプデスク

それぞれの業務について、具体的に解説します。

社内のIT体制構築・改善

企業全体のIT戦略を立案し、効率的な体制を構築するサービスです。データの一元管理や業務プロセスの最適化、ITガバナンスの強化などを実施します。

例えば、クラウドサービスの導入によるコスト削減や、業務システムの統合による生産性向上などが実現できます。結果として、企業のデジタル競争力が高まり、ビジネスの成長を加速させることができるでしょう。

情報システム部門の立ち上げ

情報システム部門の新規立ち上げをサポートするサービスです。企業の規模、業種、将来計画を分析し、最適な組織設計を提案。さらに、その設計に沿った実装まで一貫してサポートします。

単なる立ち上げ支援だけでなく、将来的に自社で運営できるよう適切なアドバイスも提供します。社内リソースが不足している場合は、一部業務の代行も可能です。

セキュリティ対策

企業の情報資産を守るための包括的なセキュリティ対策を提供します。具体的には、以下のような施策を実施します。

• ネットワーク機器の設定
• セキュリティソフトの導入
• 社内規則の整備
• 社員に対するITリテラシー教育

これらの施策により、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクを最小限に抑え、安全なビジネス環境の維持が可能となります。

IT資産管理・機器設定

企業のIT資産を効率的に管理し、必要な機器の設定を代行するサービスです。PCやスマートデバイスの調達、初期設定、ソフトウェアのインストール、データ移行などを一括して行います。

特に、入社や異動が集中する時期には、この業務の負荷が高まりますが、アウトソーシングを利用することで担当部門の負荷を軽減できます。結果として、IT部門の負担軽減と、従業員の生産性向上が期待できるでしょう。

サーバー・ネットワークの構築・保守

企業の IT インフラの中核となるサーバーやネットワークの構築・運用を代行するサービスです。クラウドサービスの選定や設定、オンプレミスサーバーの構築、ネットワークの最適化などを実施します。

24時間365日の監視体制により、障害発生時にも迅速に対応し、ダウンタイムを最小限に抑えます。これにより、安定的かつ高性能なIT環境を低コストで実現できるでしょう。

ヘルプデスク

従業員からのIT関連の問い合わせに対応するサービスです。基本的なPC操作方法から、社内システムの利用方法、トラブルシューティングまで、幅広い質問に答えます。

電話やチャット、リモートサポートなど、多様な手段で迅速かつ丁寧に対応します。これにより、従業員の業務効率が向上し、IT部門の負担も軽減されます。

また、問い合わせ内容を分析することで、IT環境の改善にも役立てられるでしょう。

手ごろな価格で業務を代行してくれるアウトソーシングサービス8社

手ごろな価格で業務を代行してくれるアウトソーシングサービス8社をまとめました。

1. トータルITヘルパー｜リップル株式会社
2. ITトータルサポート｜ギグワークスアドバリュー株式会社
3. オンライン情シス｜株式会社DXソリューション
4. クラウドSE｜株式会社Gizumo
5. 情シス代行パック｜エイネット株式会社
6. シスクル｜DXER株式会社
7. POWER @SUPPORT｜株式会社タスネット
8. Kaetec｜ジェイズ・テクノロジー株式会社

それぞれの特徴や魅力について解説していきます。

1. トータルITヘルパー｜リップル株式会社

出典：トータルITヘルパー 公式サイト

リップル株式会社のトータルITヘルパーは、情報システム部門の業務を包括的に代行する専門サービスです。要件定義から運用まで一貫して対応し、電話やリモート、訪問サポートも提供しています。

費用面に大きな強みがあり、2,000円からサービスを受けることが可能です。

【料金プラン】

• ヘルプデスクプラン 2000円/台
• 情シス代行 3000円/台
• プレミアムプラン 5000円/台

社内に情シス部門を持つよりも大幅にコストを抑えられる点が大きな魅力です。160名以上の専門スタッフが顧客の課題解決に尽力します。

項目	内容
サービス名	トータルITヘルパー
運営会社	リップル株式会社
設立年	2013年
資本金	4000万円
本社住所	千葉県船橋市本町2-1-34 船橋スカイビル 2F
ホームページ	https://ithelper.ripple-call.co.jp

2. ITトータルサポート｜ギグワークスアドバリュー株式会社

出典：ITトータルサポート 公式サイト

ギグワークスアドバリュー株式会社のITトータルサポートは、IT周辺機器に特化した包括的なアウトソーシングサービスです。最も特徴的なのは、ユーザー1人あたり月額550円、または年額5,500円という手頃な料金設定です。※税込

最も安いプランでは電話でのサポートのみですが、チャットサポート、リモートサポートをオプションで追加できます。

• 電話+チャット 年額110,000円（税込）
• 電話+リモートサポート 年額275,000円（税込）
• 電話+チャット+リモートサポート 年額385,000円（税込）

これらのサービス料金は、ユーザー数にかかわらず一律です。月々の利用回数に制限がなく、問い合わせ量が増加しても追加費用は発生しません。この料金体系により、大規模なアウトソーシングが難しい中小企業でも導入しやすい点が大きな強みです。

項目	内容
サービス名	ITトータルサポート
運営会社	ギグワークスアドバリュー株式会社
設立年	2006年
資本金	1億円
本社住所	東京都港区西新橋二丁目11番6号ニュー西新橋ビル3F
ホームページ	https://add.gig.co.jp/it-support/

3. オンライン情シス｜株式会社DXソリューション

出典：オンライン情シス 公式サイト

株式会社DXソリューションが提供するオンライン情シスは、包括的なIT支援サービスです。社内ヘルプデスクやPCキッティング、ITツールの導入支援、コンサルティングまで幅広く対応しています。

契約時間内の問い合わせ数は無制限で、定額5万円からの依頼が可能。ITサポーター、DXコンサルタント、エンジニアなど、各分野の専門スタッフが、顧客ニーズに合わせて柔軟に対応します。加えて、業務プロセスに合わせてサービスを設計・運用できる点も特徴です。

ベンチャーから上場企業、外資系企業まで幅広い導入実績があり、「中長期的視点での情シス業務改善」や「情シスの負担軽減」を望む企業に特に適しています。

項目	内容
サービス名	オンライン情シス
運営会社	株式会社DXソリューション
設立年	2020年
資本金	1,000万円
本社住所	東京都渋谷区恵比寿4丁目6-1 恵比寿MFビル8F
ホームページ	https://dxs.co.jp/online-Josys/

4. クラウドSE｜株式会社Gizumo

出典：クラウドSE 公式サイト

クラウドSEは、株式会社Gizumoが提供するサブスクリプション型のIT活用支援サービスです。コンサルタントやエンジニアなど、各分野のプロが情シス業務をバックアップしてくれます。

このサービスの最大の強みは、高品質なITサポートをリーズナブルな価格で提供している点です。

【プラン一覧】

• アドバイザリープラン 月額53,900円（税込）
• スタンダードプラン 月額107,800円（税込）
• プロプラン 月額247,500円（税込）

オプションとして、キッティングにも対応しています。

• PC初期設定 1台3,824円～（税込）
• モバイル端末初期設定 1台1,518円～（税込）

定額制で予算管理がしやすく、低価格なプランから始められるため、予算を抑えたい企業や、段階的にIT体制を強化したい企業におすすめです。

項目	内容
サービス名	クラウドSE
運営会社	株式会社Gizumo
設立年	2015年
資本金	2,250万円
本社住所	東京都渋谷区渋谷3-11-11 IVYイーストビル9F
ホームページ	https://cloud-se.com/

5. 情シス代行パック｜エイネット株式会社

出典：情報代行パック 公式サイト

エイネット株式会社の提供する情シス代行パックは、定額型のアウトソーシングサービスです。最も安価なベーシックプランは月額わずか44,000円（税込）から利用可能です。ベーシックプランだけでも、ヘルプデスク、トラブル対応、PC設定など、幅広いサービスが受けられます。

【プラン一覧】

• ベーシック 44,000円（税込）
• スタンダード 88,000円（税込）
• プラチナ 132,000円（税込）

定額制のため予算管理が容易で、突発的な出費を心配する必要がありません。特に中小企業やスタートアップにとって、このような予測可能なコスト構造は大きな利点となるでしょう。

項目	内容
サービス名	情シス代行パック
運営会社	エイネット株式会社
設立年	1997年
資本金	9,973万4,000円
本社住所	東京都千代田区神田佐久間町3-23 スタウトビル3F
ホームページ	https://www.anets.co.jp/is/

6. シスクル｜DXER株式会社

出典：シスクル 公式サイト

DXER株式会社が提供するシスクルは、情シスの悩みをSlack（チャットツール）で解決してくれるサービス。月額わずか16,500円から利用できる点が最大の魅力です。

• Liteプラン（リクエスト数により変動） 16,500円〜
• Proプラン（稼働時間数により変動） 151,800円〜

また、Slack等のチャットツールを活用した迅速なヘルプデスク対応も大きな特徴です。これにより、従来の電話やメールよりも素早く効率的に問題解決が可能となります。

特に、定常的なIT業務を外部に委託したい企業や、迅速な問題解決を求める企業にとって、非常に魅力的なサービスといえるでしょう。

項目	内容
サービス名	シスクル
運営会社	DXER株式会社
設立年	2020年
資本金	7,600万円
本社住所	東京都中央区東日本橋3-9-2 3F
ホームページ	https://syskul.com/

7. POWER @SUPPORT｜株式会社タスネット

出典：POWER @SUPPORT 公式サイト

POWER @SUPPORTは、株式会社タスネットが提供する包括的なITサポートサービスです。東京、神奈川、埼玉、千葉のエリアに特化し、ヘルプデスクからPCセットアップ、技術者常駐、ITインフラ整備まで幅広く対応します。

20台以下のPC・サーバーなら月額20,000円という手頃な価格で利用可能で、台数に応じて柔軟に料金が設定されます。

リモートサポートと必要に応じたオンサイト対応を組み合わせることで、迅速かつ効率的なサービスを提供しています。中小企業や、コスト効率の高いITサポートを求める企業に特におすすめです。

項目	内容
サービス名	POWER @SUPPORT
運営会社	株式会社タスネット
設立年	2000年
資本金	1,500万円
本社住所	東京都港区赤坂2-19-4 FORUM赤坂9F
ホームページ	https://www.power-support.jp/

8. Kaetec｜ジェイズ・テクノロジー株式会社

出典：Kaetec 公式サイト

Kaetecは、ジェイズ・テクノロジー株式会社が提供する包括的な情シスサポートサービスです。IT運用のアウトソーシングに加え、IT設備と情シス業務の適正調査を通じて課題解決や業務改善を支援します。

【サービス料金例】

• 情シス適正調査 300,000円～
• MS365/Google運用 月額16,000円～
• 業務用ツール運用 月額24,000円～
• パソコン総合運用 月額77,500円～
• ネットワーク/サーバー運用 月額10,000万円～

東証プライム上場企業セグエグループの一員として、高度な技術力と豊富な経験を活かし、企業のDX推進を強力にサポートします。課題の洗い出しから相談したい場合や、ノンコア業務を全て任せたい場合などにおすすめです。

項目	内容
サービス名	Kaetec
運営会社	ジェイズ・テクノロジー株式会社
設立年	2012年
資本金	1億円
本社住所	東京都中央区新川1-16-3住友不動産茅場町ビル7F
ホームページ	https://kaetec.jp/

コンサルティングからトータルでサポート可能なサービス6社

以下では、コンサルティングからトータルでサポート可能なサービス6社をまとめました。

アウトソーシング会社の中には、コンサルティングまで対応している企業もあります。アウトソーシングは人手不足の解消に便利ですが、根本的な課題解決には至りません。

コンサルティングサービスを活用することで、IT戦略の策定や業務プロセスの最適化が可能になります。IT体制や業務を根本的に見直すことで、長期的な競争力強化やコスト削減が実現できます。

そのため、情シスのアウトソーシングを依頼する場合は、コンサルティングサービスも提供可能な会社がおすすめです。

1. IT顧問 情シス君｜株式会社デジタルハック
2. シェアード社員｜ユナイトアンドグロウ株式会社
3. IT推進 情シス支援 総合サービス｜テクバン株式会社
4. 情シスSAMURAI｜クロス・ヘッド株式会社 
5. まるごと情シスBPO｜キューアンドエー株式会社
6. 情シス特化型運用支援サービス｜株式会社SHIFT

上記の会社は、単なる業務代行にとどまらず、企業のIT戦略策定や中長期的な体制改善まで踏み込んだ支援を実施します。情シス体制の改善や戦略レベルの相談を検討している場合は、参考にしてみてください。

1. IT顧問 情シス君｜株式会社デジタルハック

「IT顧問 情シス君」は、株式会社デジタルハックが提供する中小企業向けの総合IT支援サービスです。1000人以上のコンサルタント、システムに精通したプロジェクトマネージャーが、企業のIT課題を解決します。

情シス君の特徴は、情報システムに関するあらゆる業務をカバーできるという点です。情シス立ち上げやセキュリティ対策のような上流工程から、ヘルプデスクやキッティングのような日常的な情シス業務にも対応しています。

これにより、コンサルティングだけでなく、不足した人員の補充や専門知識が必要な業務の代行まで、幅広いニーズに応えることができます。

また、15分単位での柔軟な料金体系となっているため、コストの最適化が図れる点も強みです。時間単価は業務レベルによって4段階に分かれています。

業務レベル	内容
L1（運用保守）	既存業務をマニュアル通りに実行
L2（運用改善）	業務実行・改善、効率的運用のためのノウハウ提供やルール作り
L3（環境改善）	業務組み立て、役割分担、リソース最適化など、環境の構築・再構築
L4（事業改善）	他部署や事業改善を考慮した戦略設計

料金例：

• スポット依頼 50,000円～100,000円程度
• 毎月の情シス業務を依頼 20,000円～400,000円程度
• 運用改善、環境改善も依頼 500,000円～

その他にも、24時間365日対応可能、47都道府県での現地サポート、内製化支援など、様々な特徴があります。

情シス業務全般を任せたい、情シスの課題を解決したい場合におすすめのサービスです。

項目	内容
サービス名	IT顧問 情シス君
運営会社	株式会社デジタルハック
設立年	2020年
資本金	1億7,191万6,200円
本社住所	東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス19F
ホームページ	https://johsyskun.com/

2. シェアード社員｜ユナイトアンドグロウ株式会社

シェアード社員は、IT課題に悩む中小企業向けの革新的なタイムシェアサービスです。多様な専門家がスクラム体制で連携し、幅広い業務に対応します。社内での知識共有を徹底し、最適なソリューションを提案できるのが強みです。

このサービスの特徴は、クライアント企業との密接な関係構築にあります。「社員以上に会社を理解している」と評価される程、企業の内部に入り込み、社員の視点で問題を特定し解決します。

また、スキルレベルと時間に応じた柔軟な料金体系を採用しているため、コスト効率の高いIT体制の構築が可能です。

シェアード社員は、スタッフとの関係を重視する企業や、積極的な改善提案を受けたい企業におすすめです。

項目	内容
サービス名	シェアード社員
運営会社	ユナイトアンドグロウ株式会社
設立年	2005年
資本金	3億4,694万2,900円
本社住所	東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング3F
ホームページ	https://www.ug-inc.net/service/insourcing

3. IT推進 情シス支援 総合サービス｜テクバン株式会社

出典：IT推進 情シス支援 総合サービス 公式サイト

テクバン株式会社の「IT推進 情シス支援 総合サービス」は、企業のIT化とDX推進を包括的にサポートする総合ソリューションです。

特徴的な5つの分野で、専門家チームが企業のIT課題に対応します。

1. ヘルプデスク/BPO
2. ITインフラ構築/運用
3. デバイス管理
4. 次世代セキュリティ対策
5. IT推進/社内SE

企業の規模や業種を問わず、最適なIT環境の構築と維持を支援し、効率的なビジネス運営を実現します。情報システム部門の負担軽減と、戦略的IT活用を目指す企業に適しています。

項目	内容
サービス名	IT推進 情シス支援 総合サービス
運営会社	テクバン株式会社
設立年	1996年
資本金	1億円
本社住所	東京都港区海岸3-20-20ヨコソーレインボータワー4F
ホームページ	https://biz.techvan.co.jp/tech-is/

4. 情シスSAMURAI｜クロス・ヘッド株式会社 

出典：情シスSAMURAI 公式サイト

情シスSAMURAIは、創業30年以上の歴史があるクロス・ヘッド株式会社が手がけるアウトソーシングサービスです。3名以上のチーム体制で、ヘルプデスクからIT企画まで幅広く対応し、最短2週間で業務引き継ぎが可能です。

【サービス例】

• 定型作業支援（フルリモート）　30万円/月
• 社内システムリプレイスプロジェクト支援（オンサイト+リモート）　85万円/月
• 情シス担当者の退職に伴う支援（オンサイト+リモート）　60万円/月

柔軟なサービス構成と豊富な実績を持つ同サービスは、急な人員不足や大規模なIT推進プロジェクトを抱える企業に特に適しています。

項目	内容
サービス名	情シスSAMURAI
運営会社	クロス・ヘッド株式会社
設立年	1992年
資本金	3億9,500万円
本社住所	東京都港区港南1丁目2番70号 品川シーズンテラス24F
ホームページ	https://www.crosshead.co.jp/service/onsite/plus_staff/

5. まるごと情シスBPO｜キューアンドエー株式会社

出典：まるごと情シスBPO 公式サイト

キューアンドエー株式会社の「まるごと情シスBPO」は、情報システム部門の業務を包括的に支援するアウトソーシングサービスです。25年以上のテクニカルサポート実績を活かし、高スキルの人材が対応します。

このサービスの特徴は、データの可視化と標準化の仕組み作りです。コールセンターシステムでお問い合わせを一元管理し、FAQやフロー整備、チャットボット構築などで業務効率化を実現。社内ヘルプデスクから障害対応、資産管理まで幅広くカバーします。

情報システム部門の負担軽減とDX推進の両立を目指す企業におすすめです。

項目	内容
サービス名	まるごと情シスBPO
運営会社	キューアンドエー株式会社
設立年	1997年
資本金	897,400,000円
本社住所	東京都渋谷区笹塚2-1-6 JMFビル笹塚01
ホームページ	https://service.qac.jp/serv/BPO/internal-ITsystem

6. 情シス特化型運用支援サービス｜株式会社SHIFT

出典：情シス特化型運用支援サービス 公式サイト

情シス特化型運用支援サービスは、情報システム部門の業務を包括的に支援し、”守りの情シス”から”攻めの情シス”への転換を実現するサービスです。独自の標準化・仕組化メソッドによる業務効率化が特徴です。

年間2,500社以上の支援実績を持ち、運用業務の代行により企画開発への工数確保や、社員のモチベーション向上、組織の活性化を実現します。

また、アセスメントから業務最適化まで段階的な支援を提供し、お客様のニーズに合わせたサービスを展開している点も特徴です。DX推進や業務効率化を目指す企業に適しています。

項目	内容
サービス名	情シス特化型運用支援サービス
運営会社	株式会社SHIFT
設立年	2005年
資本金	2,000万円
本社住所	東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ　森JPタワー
ホームページ	https://service.shiftinc.jp/customer-success/it-system-support/

情シス業務をアウトソーシングするメリット

情シス業務をアウトソーシングすることで、様々なメリットが得られます。具体的には以下のようなものがあります。

• 安定的なリソースを確保できる
• 社内リソースを最適化できる
• 属人化を防止できる
• 最新情報を得られる

順番に解説しましょう。

安定的なリソースを確保できる

アウトソーシングの最大のメリットは、安定的なリソースが確保できることです。専門知識を持つ人材をすぐに活用できるだけでなく、柔軟な人材配置が可能です。

例えば、大規模なシステム更新時には一時的に人員を増やし、通常時は最小限の体制に戻すといった調整ができます。これにより、コスト効率の高いIT運用が実現できます。

社内リソースを最適化できる

アウトソーシングにより、社内の人的リソースを最適化できます。

情シス業務は多岐にわたるため、担当者の負担は大きくなりがちです。ヘルプデスクやキッティングなどの定型業務を外部委託することで、情シス担当者の負担が大幅に軽減できます。

これにより、企画業務やシステム開発などのコア業務に集中できるようになり、より戦略的なIT活用が実現するでしょう。

属人化を防止できる

「ひとり情シス」など、特定の個人に業務が集中する状況では、知識やスキルの属人化が課題となります。

アウトソーシングでは、マニュアルやナレッジベースの作成も委託可能です。これにより、業務の標準化を推進し、特定の個人に依存しない体制を構築できます。

これらの施策で属人化を防止することで、担当者の不在や突然の退職などのリスクを軽減し、安定した業務運営が可能になるでしょう。

最新情報を得られる

最新のIT動向を得られることも、アウトソーシングの大きなメリットです。

IT分野は技術革新が速く、最新動向の把握が困難です。情シスに精通したプロフェッショナルからのアドバイスにより、最新技術を利用したソリューションや業界のベストプラクティスを学べます。

これらの知見を自社のIT戦略に活かすことで、事業の成長につなげることができるでしょう。

情シスのアウトソーシングにかかる費用と料金形態

情シスのアウトソーシングにかかる費用は依頼内容によって異なりますが、「月額固定型」「従量課金型」の2種類が代表的です。

それぞれについて、特徴と注意点について解説します。

月額固定型

月額固定型は、毎月一定額を支払う料金形態です。業務量の変動に関わらず費用が一定なため、予算管理がしやすいのが特徴です。例えば、ヘルプデスク業務や定期的なシステムメンテナンスなど、安定した業務量が見込める場合に適しています。

ただし、契約時に設定した業務量を超えると追加料金が発生する可能性があるため、事前に業務範囲を明確にしておくことが重要です。

従量課金型

従量課金型は、実際のサービス利用時間に応じて料金を支払う方式です。業務量の予測が難しい場合や、スポット的な依頼が多い企業に適しています。例えば、システム更新プロジェクトや、繁忙期の一時的な人員増強などに柔軟に対応できます。

ただし、月々の費用が変動するため、予算管理には注意が必要です。

以下の記事では情シスのアウトソーシング費用について、より深く解説しています。詳しく知りたい方は、あわせてこちらもご覧ください。

関連記事｜情シス業務のアウトソーシング費用の相場は？サービスの選び方も解説

情シスのアウトソーシングサービスを比較するポイント

ここでは、情シスのアウトソーシングサービスを比較するときのポイントを、以下の6つに分けて解説します。

1. サービス内容
2. 料金体系
3. 専門性
4. 実績
5. サポート体制
6. セキュリティ対策

サービスによって強みや特徴は異なります。自社にとって最適なサービスを選ぶことで、効率的な業務運営と高品質な情報システム環境の構築が可能になります。

1. サービス内容

サービス内容が自社のニーズに合致しているかを慎重に確認することが重要です。例えば、IT戦略の立案支援が必要なのに、単純な作業代行のみを提供するサービスを選んでしまうと、期待した効果が得られません。

サービス内容を事前に詳しく確認し、問い合わせ時には具体的なニーズを明確に伝えましょう。これにより、ミスマッチを防ぎ、効果的なアウトソーシングが実現できます。

2. 料金体系

料金体系は、初期費用、運用費用、追加料金などの内訳を明確に把握し、自社の予算に見合っているかを確認します。長期的なコスト効果も考慮に入れましょう。

また、利用パターンに合った料金体系を選ぶことも重要です。例えば、スポット利用が多い場合は従量課金制が適しているかもしれません。一方、安定した利用が見込める場合は、月額固定制がコスト効率が良い可能性があります。

自社の利用状況を分析し、最適な料金プランを選択しましょう。

3. 専門性

アウトソーシング企業の専門性が自社のニーズと合致しているか確認することが重要です。例えば、IT戦略の策定支援が必要な場合は、コンサルティング能力が高い企業を選ぶべきでしょう。また、DX推進のサポートが必要な場合は、最新技術に精通した企業が適しています。

提供企業の得意分野や実績を詳しく調査し、自社の課題解決に最適な専門性を持つパートナーを選びましょう。

4. 実績

同業種や同規模の企業での導入実績は、重要な判断材料となります。具体的な成功事例を確認し、自社と似たような課題を解決した経験があるかチェックしましょう。

実績豊富な企業を選ぶことで、スムーズな導入と効果的な運用が期待できます。

5. サポート体制

充実したサポート体制は、スムーズな業務遂行に不可欠です。日常的なサポートから緊急時の対応まで、安心できる体制が整っているか確認しましょう。

理想的には24時間365日対応可能なサービスを選ぶことをおすすめします。

6. セキュリティ対策

情シス業務では機密情報を扱うため、セキュリティ対策は最重要事項です。

アウトソーシング企業のデータ保護方針、セキュリティ認証の取得状況、具体的な対策内容を詳細に確認しましょう。ISMSの取得など、客観的な指標も参考になります。

また、定期的なセキュリティ監査の実施状況や、従業員のセキュリティ教育体制なども重要なチェックポイントです。十分なセキュリティ対策が整っている企業を選ぶことで、安心して業務を委託できます。

最適なサービスを選んで、情シス業務の質を向上させよう！

この記事では情シス業務のアウトソーシングについて、比較ポイントやおすすめのサービスを紹介してきました。

デジタル技術の急速な発展により、企業のIT体制の拡充は今や不可欠となっています。アウトソーシングを適切に活用することで、社内の人材が本来注力すべきコア業務に専念できるようになります。これにより、業務効率の向上や戦略的なIT活用が可能になるでしょう。

「IT顧問 情シス君」は、このような企業のニーズに応える包括的なサービスです。業務代行からIT戦略の立案まで、幅広い情シス業務に対応できるのが特徴です。お客様の規模や環境、具体的な課題に合わせて、最適なソリューションを提案します。

例えば、以下のようなニーズに応えることができます。

• ヘルプデスク
• IT資産管理
• キッティング
• インシデント対応
• マニュアル作成
• 業務改善
• セキュリティ対策の強化
• 業務の内製化支援
• 情報システムの立ち上げ
• DX推進のためのIT戦略立案

また、15分単位での柔軟な委託が可能な点も特徴的です。必要なときに必要なだけリソースを確保できるので、コストの最適化が実現します。経験豊富な専門家チームが24時間365日体制で対応するため、急なトラブルにも迅速に対処可能です。

課題が明確になっていない状態でも問題ございません。まずはお気軽にお問い合わせください。